「アンティーク」の紹介

Nevis(ネヴイス)には、19世紀イギリスの家具をはじめ、貴重なアンティークでいっぱいです。是非、店内のおもしろを発見してみて下さい。

「シッフォナー」

まずはNevis(ネヴィス)の守護神からご紹介。

1890年、英国爵位格の方が所有

ロンドンでは馬車が走り、ガス灯がともった時代。

女王はビクトリア(現在はエリザベス女王)

主材は現在では規制により採ることを禁止されているチュニジア産貴重なマホガニー

インレイド(象眼)という技法(黒檀・紫檀・ウオールナット・ローズウッド・オークなどの異なる材を埋め込む)で模様を造り上げています。

これほどの細工をできる職人や技術は現在はなく、ガラスも金具も完全のオリジナルのまま。美術工芸品の取り扱いとなります。




















「タペストリー・アームチェア」

英国製1900年頃のもの。全て完全にオリジナル。

ウレタンが開発されていなかったので、貴族の教養であった「乗馬」の「馬のたてがみ」をカットしてクッション材にしています。

タペストリーとは「壁掛け」刺繍職人が丹精込めて作成し、裕福な家の壁を飾っていました。

後にそれが椅子の張り布となった珍しい例です。

アームにまでタペストリーを使用するのは珍しいもの。

この頃の黄色は貴重な染料で、刺繍糸もシルク。

高貴な肌触りと当時の乗馬の空気感を、堪能あれ。


「象眼(インレイド)カフェテーブル」

ニューシネマ時代のルネクレマン監督による1960映画「太陽がいっぱい」

ミシェルルグランのテーマソングでもおなじみです。

世紀の二枚目俳優「アラン・ドロン」の大出世作。

実は、このテーブルがこの映画に登場しています。

映画、友人になりすますため、友人のサインをホテルの一室で練習する有名なシーンに登場していたのが、このテーブルです。

そのテーブルがなぜ、「ネビス」に・・・・?不思議ですね?

1920年頃 英国、マホガニー、象眼(インレイド)、足はきれいなキャットレッグスタイル。

さあ、これにグラスを置いて、アランドロン気分をどうぞ。


「ネストテーブル」

ネストテーブルは、19世紀ロンドンで流行した収納型のカフェテーブル。

大中小の3つが一組でひとまとめに収納出来る優れもの、1920年頃の作成です。

このネストテーブルの貴重なのは象眼(インレイド)。

現在では失われた技術で見事な文様をテーブル表面の織りなしています。

ネストテーブルの場合、花台などに使用するので、天板にインレイドはしても見えないため、普通は行いません。

足も、マホガニーをきれいなカーブに曲げています。猫足(キャットレッグ)といって、当時のロンドンで大流行したスタイルです。

店内では3つばらばらで使ったり、天板にものを乗せたりして実際に使用しています。

目を皿のようにして探してみてください。


「ビクトリア朝 ハイバックソファ」

英国は女王の国。

現在のエリザベス女王の先代はビクトリア女王。

このソファはビクトリア朝時代のもの。布地も木部も全てオリジナルのまま、1900年頃のもの。

見たこともない高い背もたれは、背後から見ても室内の調和を壊さないようにファブリックされています。

両角が高く張り出し、中央にアクセントをつけた背部、アニマルレッグと呼ばれる動物の足をかたどった脚部はビクトリア女王お気に入りだったとか。

「ネビス」のスペシャルボックス席に、用意しております。

是非女王気分を満喫下さい。



「キャスターソファー」

前掲載の「ビクトリア・ハイバックソファ」と向かい合って、「ネビス」のボックス席にあるのが、この3人掛け、ピンクのファブリックがキュートなソファ。

ハイバックソファーが貴族のものならば、このピンクのソファは「ロンドンの庶民の家庭」のもの。

19世紀のロンドンは暖房器具は石炭ストーブ。

従って火事が多く、庶民の家具は、火事の際運び出せるようにコンパクトかつ軽量。

しかし、このソファの火事対策は一風変わっています。

なんと、足にキャスターがついて、すぐ運べる!

キャスター付きソファーは、ロンドンが電化されるにつれどんどん姿を消し、今では見ることはありません。

ちなみにこのソファは、まだウレタンがない時代なので、クッション材には古典的なアイアンスプリングを使用。

さらに付け加えると、このソファーの上にある絵は盛岡が大好きという「奥津国光画伯による 黄金のアンポワーズ城」本物です。



「オールド・ロイヤルコペンハーゲン」

ヨーロッパの名陶ロイヤルコペンハーゲン。

現在もデンマーク王室で使われています。

これは前国王の時代のパーティー用コーヒーカップのトリオ。

しかもペアという貴重品。

1930頃デンマーク

現代のロイヤルコペンとは全く違ったテイストにびっくり!


「ゲートレック・テーブル」

使い勝手の良い、足が折りたためるテーブル。

1930頃 英国 主材はオーク

両側の足がまるで門のようになって閉じたり開いたりすることから「ゲートレック」といいます。

足はねじりが入った「テュイスト」

特殊な工具で加工しますが、現在ではその工具を使いこなせる職人はなく、電動工具でやっつけ加工するらしいです。

堅いオーク材を苦労してハンドメイドで削った不規則なねじりの具合が何ともいい感じです。

普段はネビスのある場所にひっそりと隠れています。ご希望があれば、ゲートの開閉を体験可

じっくり捜索して下さい。


「ステンドグラスランプ」

昆虫柄のランプは、19世紀アールヌヴォー期エミール・ガレが流行させたもの。ガレの工房は現在でも続いています。

日本人も多くヨーロッパに学びました。これはそうした当時の日本人の創った傑作

「工房たけだ」作の最高傑作の一つ。 ため息の出るような美しさです。

ランプ部分は店内の消防対策により、電球に取り替えていますが、美しさは当時と変わりません。


「モンマルトルのサンクレール」(油彩)

藤田嗣治画伯の、若かりしパリの修業時代の一作。

サインも現在のものとは違いますし、ストリートで自分の描いた絵を売って生活をしていた頃の練習作と思われます。

時代は推定1910頃

パリ万博終了後の、ヨーロッパ全体を覆っているジャポニズム、若い藤田画伯の情熱がアールヌーヴォーの時代感とともによく伝わってきます。

油彩は古いものは管理が大変で、光線に弱いのです。

ネビスのカウンターの明かりが、この絵にはちょうどいい。


「花(無題)」水彩

水彩の魔術師 橋本不二子氏の連作の一枚

水彩の透明感を生かした花や果物、樹木などの連作は現在でもなお色褪せない煌めきを見せてくれます。

多作な作家なので、ファンによって派閥が出来るほどの有名な作品。

ネビスでは「花瓶の葡萄」を、主張せず、ふと見るとそこにある・・・という壁の掛け方にしています。

ばっちり分かりやすいサイン入りです。

 

「黄花」(油彩)

児島祐子の1980作、黄色を花にテーマにした一作。

ひまわり?と思われますが、真実は不明。

見えないのですが、実はキャンバスの裏に本人の署名があるという、実に貴重な一作です。

さすがに年代が年代だけに、額装から外して裏をお見せ出来ないのが残念!

よく調べると、この額そのものが1960年頃のアンティークでした!


「黄金のアンポワーズ城」(水彩)

フランスのワインの最大の生産地ロワール川に接するアンポワーズ城。

奥津国道のフランス流浪の際の名作です。原画は、先日盛岡の彩画堂さんが原画展で展示しておりました。

奥津は、1970年代雑誌「平凡パンチ」、現在もある「週刊読売」等の雑誌の表紙を長く描いていました。

この作品は、奥津が仕事に飽きて、フランス流浪の旅にで出た時の「自然」シリーズの一作です。

機会があれば、奥津の「パリの街角」シリーズもネビスでお見せしましょう。

言うまでもありませんが、ネビスはゲール語で「水」

まさにこの絵は「ネビス」にふさわしいロワールの水!

「アーム・チェア」

両アーム付きのカウンターにあるチェア。

座り心地は抜群。リプロダクトとして完璧な往時の再現です。

現代にもまだまだ最高の職人がいる証。

木材はケヤキ、7脚全ての木目やシェイプが異なります。

それにしてもアームの木目が最高の美しさです。

張生地は特注の織り、ベルギー製最高級「ゴブラン」

実は、コースターもこれの共布になっている贅沢!

「スタンドランプ」

1932年創業の「日新電熱製作所」、現在の「キシマランプ」

1964年宝塚にあった工場で生産した量産型スタンドランプの第一号モデルです。

ロースタンド、ハイスタンドのセットで現存している貴重品。

これが出来た年に「東京オリンピック」が開催されたメモリアルな逸品です。

「リキュールグラス」

おそらくは、リキュール専用のデキャンターとセットであったものと思われます。

現存は、この2脚を含めて4脚。

通常は6脚セットなので、残り2脚は多分残念なことになったのでしょう。

19世紀後半のものとは思われますが、チェコ製は間違いないところです。

クリスタルのカット技術が実にすばらしく、大きさもちょっとリキュール一杯、なんてちょうどいい感じです。

今後他のものも逐次ご紹介いたします。